ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

急行「ニセコ」に乗ろう

撮影4日目は撮影旅行の最終日。車内アナウンスの録音もしたいと思い、急行「ニセコ」に乗車することにしました。

早めに札幌駅に到着です。

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おおぞら1号・ライラック1号

両列車は08:00に同時発車します。苗穂でみかけた併走シーンが思い出されます。

 

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ライラック2号 クハ780-104
07:55発の室蘭行きです。100番代は中間車を先頭車化改造をしたもので、クハ780形式0番代とは窓配置が異なっています。

入線する急行「ニセコ」の姿は、生録をしていたので撮影できませんでした。あっという間に小樽。小樽からは牽引機がDD51に交代です。

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09:07~09:10頃 小樽駅 上り「ニセコ

客車が4両しかないと思っていたら、単機牽引という寂しさ。昨日までが増結編成であって、この日の編成は所定なのでした。

そしてこれまた、あっという間に倶知安到着です。後ろ髪引かれる思いで下車します。

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10:30頃

直後に、胆振線の825Dが到着しました。

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はい、運用おしまい。

 

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825Dは長万部方へ移動し、入れ替わるように小樽方からキハ40が入線します。御園行きの826Dです。

写真には写っていませんが、急行「ニセコ」とホームを挟んだ10:38発車の荷43列車に乗り込みました。札幌までの2時間半、小春日和の柔らかな陽射しが差し込む車内には、爽やかな山風や海風が流れ込み、のんびりと穏やかに、しかしカメラはしっかりと構えながら最後の旧客乗車を満喫しました。

 

札幌に到着すると最後の仕上げ、「北海2号」を撮影します。馴染みの駅西側でカメラを構えました。ほぼ完成していると思われる高架橋にいささか圧迫感を覚えます。以下、アップ済の記事へ譲ります。

railway-photo.hatenablog.com

こうして4日間の撮影行は終了しました。「北海」、「ニセコ」、旧客といった当たり前に走っていた列車たちが姿を消し、そして半年後には国鉄そのものが消えるという、とんでもない事態を迎えることになります。

 

昭和61(1986)年10月13日