ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

キハ80系の余生

引き続き、北広島です。かつては踏切があった場所で「地図・空中写真閲覧サービス」という下記のサイトでは、いまだに道路が描かれています。

https://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1

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因みに、グーグルマップでは線路の西側には道路は確認できません。

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09:55 島松→北広島 1743M

千歳空港発、札幌行きです。この当時の電車はどれもこれも「くる来る電車ポプラ号」でしたが、JR化後に新千歳空港が開業すると快速「空港ライナー」が誕生し、函館本線では「いしかりライナー」「マリンライナー」といったヘッドマーク付き快速列車も走るようになりました。

 

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10:00 おおぞら2号

帯広発の「おおぞら」で、今なら「とかち」に相当します。

 

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10:05 島松←北広島 北斗84号
キハ183系が所定の両数に達して定期運用を失ったキハ80系ですが、臨時運用でJR化後までしぶどく残ります。しぶどいけれども、4両というのは何だか付属編成だけで走っているようで、ちょっと寂しいです。臨時「北斗84号」の所要時間は4時間37分。この前を走った「北斗6号」の4時間6分より30分も長く乗車できました(笑)。

キハ183系は全車が札幌運転区に配置され、「フラノエクスプレス」を含むキハ80系は函館運転所の所属でした。

 

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10:35 3747D
夕張08:40発、手稲11:26着(所要時間2時間46分)の普通列車です。対となる列車は2782Dで手稲15:14発、夕張着18:52(所要時間3時間38分)。千歳線を走る貴重な気動車普通列車です。3747Dは列車番号が示す通り千歳線内は快速列車ですが、各停の2782Dと比べると所要時間の差は52分と、とても大きいです。

石勝線開業前にも同様の列車が岩見沢経由で運転されており、

550D 夕張08:39発、札幌11:58着(所要時間3時間19分)

559D 手稲17:33発、夕張21:07着(所要時間3時間34分)

あれま、559Dは2782Dより速い!その理由は、2782Dは追分駅で12分間停車したり、追分~新夕張間で列車行き違いで待たされたりして、時間がかかっていたということです。

石勝線開業後も、1往復ながら夕張と札幌との直通列車が走っていたということは、それだけ需要があったということなのでしょう。因みにこの頃、新夕張~楓間には1日4往復の列車が走っていました。

 

昭和61(1986)年12月30日