ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

黄変色の原因は現像所かな?

前回、フジカラーF-Ⅱは黄変色が少ないということを書きましたが、その後、F‐Ⅱでも酷い黄変色が起きていることが分かりました。今まで全然意識していなかったのですが、フジカラーなのに現像はダイエーだったりコダックだったりして、純正なフジフィルムで行ったものではなかったことに、今頃になって気づいたのですが、そういうものに黄変色が起きています。フジフィルムで現像したものは間違いなく黄変色は少ないです。

 

士幌線糠平~十勝三股間がバス代行となる前日の撮影。F-Ⅱで撮影。現像はダイエー。黄変色炸裂。

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糠平からてくてく歩いて幌加駅に到着。周囲には商店はおろか、民家すらも見当たりませんでした。かなりの空腹状態で、十勝三股まで歩く元気も時間もなかったので、ここからは下り最終列車に乗車して十勝三股へ向かいました。

 

十勝三股駅に到着。折り返しの帯広行きが糠平~十勝三股間の最終列車となりますが、数少ない乗客はほぼ鉄道ファン。名目上は「廃止」ではなく「休止」なので、当然、お別れセレモニーはありません。とはいえ、休止のまま廃止となるであろうことは、誰の目にも明らかです。

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ここで友人にバッタリ会いました。鉄道研究会に入っていた彼からは、色々な運転情報を頂戴し、ただただもう感謝の一言です。

それにしても雪の「黄ばみ」は半端ありません。何か臭う感じがします。

 

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計画では石北本線の上川駅と結ばれることになっていました。もし全通していれば、空欄には何という駅名が書かれたのでしょう。グーグルマップを見てみると、層雲峡までの50km以上もの区間、石勝線以上に集落は全くありません。ということは「層雲峡」でしょうか。現在は国道273号線で帯広と上川とを行き来できます。

 

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ちゃんと駅員がおりました。冬場は列車の運行業務よりも雪掻き業務の方が多そうです。かつては木材運搬などで貨物列車も走っていたそうです。

 

今回も再掲画像満載でしたが、4年前にスキャンした当時と比べて、黄変色化はあまり進んでいないようです。この状態で落ち着いたのかもしれません。

 

昭和53(1978)年12月24日