ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

新琴似駅での列車交換

札幌新道の高架橋で札沼線の上り貨物列車を撮影した後、ついでなので新琴似駅でも列車交換を撮ることにしました。フィルムはフジのF-Ⅱですが、曇り空を見ると、若干黄変しているのが分かります。予備校生の身分ながら、買ったばかりの一眼レフ+望遠ズームで撮りたくて仕方がなかったので、遠くへ行きたい欲求を抑えながら近場で気分を紛らせていたようです。

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16:40 630D

新十津川からの上り列車が到着。この頃、札幌~新十津川間には5往復の列車が走っていました。全区間4両編成だったのかどうかは分かりません。駅員さんが停止位置で列車を迎えます。今ならせいぜい停止目標の標識を置くだけでしょう。

 

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運転士がタブレットを駅員に渡します。運転士はこの後、交換する列車が携行するタブレットを受け取ることになります。

 

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16:45 631D 新琴似←桑園

踏切を渡って浦臼行きの下り列車を撮ります。こちらは3両編成。新琴似と桑園の間には、まだ「八軒」「新川」の両駅はありません。それにしても場内信号機の支柱が随分長いです。腕木式時代にはどんなんだったのでしょう。

 

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新琴似駅は、この当時も比較的利用客が多かった印象です。私もこの年には桑園の予備校通いに毎日利用していました。

 

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630Dの車掌さんだと思われますが、転轍機を切り替えるために走ってきました。首尾よく駅員さんが全部やってくれるわけではありません。私の方は首尾悪く、ここでフィルムが終わってしまいました。

島式ホームの左側は貨物列車が利用する待避線。画面右には貨物ホームが見えます。典型的なちょっとした地方駅の姿でしょうか。

 

昭和51(1976)年8月4日