ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

神通川橋梁で

ここのところず~~~~っと、過去記事でアップした画像の再掲ばかりで恐縮です。画像は全部、スキャンしなおしたものですが、内容が同じことに変わりはありません。ただ、ヤフーブログ時代にアップした記事では画像が大きくできないので、それを解消する意味では、まあそれも有りかななんて自分を納得させています。

 

午前7時という、鉄ちゃんとしては極めて寝坊助な時間に起床し、そそくさと朝の支度をしてホテルを出ました。荷物になるので普段着は持参せず、背広姿で鉄します。富山駅の西側にある神通川にやってきました。

f:id:railway-photo:20200604084806j:plain

07:52 西富山→富山 843D

「急行」表示ですが、高山本線 猪谷からの普通列車です。この後に急行運用が控えているのかなと思って時刻表をめくってみましたが、それらしい列車は発見できませんでした。わたしゃ、貧乏臭いこの平窓の顔の方が好みです。

 

f:id:railway-photo:20200604084823j:plain

07:56 富山→呉羽 上り貨物列車

EF70がまだまだ現役な時代です。交流機関車は直流機関車ほど運用範囲が広くないので、運用線区が限られてしまい、結果的にその路線独自の形式となっています。北陸本線はEF70。かつて、北陸トンネル開業の際には、旅客はED74、貨物はEF70と使い分けする予定でしたが、運用面から見て異形式とするのは好ましくはないということでEF70に統一されることとなり、ED74全機6両は1年ほどで北陸本線を去り九州へと飛ばされてしまいました。しかし電気暖房しか持たず、軸重も重かったので九州では限られた運用に肩身の狭い思いをしたまま、わずか10年ほどで引退してしまいました。忌まわしい「4」ナンバーの悲劇(他はC54、DD54、EF54→EF14)。

 

f:id:railway-photo:20200604084943j:plain

07:58 富山←呉羽 1422列車

氷見線からの直通列車で、東富山行きです。旧型客車列車といえども、撮影するにはDE10が牽引ではちょっと興ざめしていた頃です。なんと不遜だったことでしょう。

高山本線は単線の古めのトラス橋で、北陸本線は複線の近代的なワーレントラス橋です。

 

f:id:railway-photo:20200604085020j:plain

08:09 富山←西富山 821D(高山発)

夏になると氷見行きの編成を併結していました。海水浴列車です。

準急用のキハ55系は全国に広く配置されましたが、北海道からは一足先に撤収しました。ただしキハ26は、キユニ26に改造されて生き延びました。

 

f:id:railway-photo:20200604085608j:plain

08:16 富山→呉羽 加越4号

前日から怪しい天気が続いています。この時も今にも降りそうな気配。景気づけにヘッドライトくらい点灯して欲しいものです。

 

f:id:railway-photo:20200604085638j:plain

08:19 富山←呉羽 325M

列車種別の部分を鉄板で塞いでしまった471系か475系。トンネル内でツララにぶち当たり破損のおそれがあるからだったようです。ヘッドマークが真っ白で普通列車と分かるので問題はなかったのでしょう。

 

f:id:railway-photo:20200604085713j:plain

08:21 富山→呉羽 雷鳥6号

581系の「雷鳥」。同じ愛称名の列車を、異なる形式で運用するのは珍しいことではありません。北海道の急行列車でも、「ニセコ」「すずらん」「狩勝」「まりも」「大雪」「利尻」などは客車と気動車がありましたし。「はつかり」や「ひばり」も485系583系で運転されていました。乗るなら485系、撮るなら581系583系でしょうか。

 

f:id:railway-photo:20200604085756j:plain

08:28 富山←呉羽 北越

金沢発、新潟行きです。1往復しかないので、貴重といえば貴重な存在。レアというか存在感に欠けるというか、マイナーな印象でした。両駅を結ぶ特急列車、現在は存在しません。つか、北陸本線も金沢~直江津間が第三セクター化されてしまったし、北陸新幹線の開業によって、駅も沿線風景も鉄道経営も随分変わってしまったものです。

 

とうとう雨が降り出してきたので、予定よりも早めに富山駅に戻りました。背広姿は堅苦しくていけねえや。

 

昭和57(1982)年6月26日