年末帰省です。上野駅です。
20:53発 急行「越前」 福井行き
いつもの様に早めに上野駅に到着するも、この時も苫小牧の先輩と一緒の帰省だったこともあって、列車の写真はこれだけ。静岡からの新幹線車内で夕食をたらふく食べたのにもかかわらず、お酒大好き先輩はこの後、強引に私を駅近くの飲み屋へ拉致するのでありました。お腹いっぱいで全然食べられません、ぐびぐび。
写真はありませんが、21:40発の「ゆうづる5号」、07:30出航の5便「十和田丸」へと乗り継ぎ、函館到着は11:30。ちょうどお昼時なので、駅前の棒二森屋で昼食を取りました。
函館駅前に雪はありませんでしたが、「ゆうづる5号」から見た沿線の雪景色を思い出し「やっぱり冬には雪ですね」などと、先輩は目を細めて感慨深げに語ります。そしてお酒をぐびり。
今度はこちらから先輩をそそのかして早めに函館駅で列車を待つことにします。乗車する「北斗5号」は自由席だったので、席を確保するためのホーム待ちですが、本当の狙いは急行「ニセコ」を撮ることであったことは先輩には内緒。
「ニセコ」の先頭客車。すでに客車は入線済ですが、機関車はまだ連結されていません。
最後尾。郵便車も荷物車もありません。
入換機がせわしく構内を行き来しています。
閑散としているホームに先輩を放置し、撮影に没頭。
ようやく「ニセコ」に機関車が連結されます。おや、三つ目ではないですか。
この時は気づかなかったけれども、よくよく見ると白帯、ナンバー、前部標識灯の位置関係がおかしい。実はこの機関車は事故経歴の持ち主で、こちら側のボンネットを大破したことがあります。その修繕の際に、おかしなことになった模様。
2番ホームは13:55発、札幌行(山線経由)の125列車、3番ホームは13:07に到着した小樽発130列車の回送列車か。
回送列車が出て行ったあと、14:14に「北斗4号」が到着。折り返し「北斗5号」となりますので、これに乗車します。案外空いていて、楽に座席を確保できました。
変形機のDD51 716を間近で撮影できたのはこの時限り。お酒が回っていたとはいえ、鉄根性を出してホームへ早めに行ってよかったです。逆に考えると、これまで面倒臭くなって撮影しなかった中には、貴重なシーンがナンボでもあったのかもしれないです。ちょっとした手間が、貴重な記録を掬い上げるんですね。
昭和57(1982)年12月27~28日