ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

二条駅で

出張先の現場へ向かう車中から、留置している廃車体が見えた二条駅。気になったので仕事を終えてから立ち寄ってみました。

f:id:railway-photo:20200701084049j:plain

すんばらしい構えの二条駅駅舎。これを最初に撮っているということは、京都駅から歩いてきたのかな。でも今は高架化されて見る影もなし。京都は一体どこへ向かっているのでしょう。幸いにも駅舎は京都鉄道博物館に移設されて出口として使われている模様。形として残っているだけでも善しとしましょうか。

 

f:id:railway-photo:20200701084406j:plain

581系でした。クハネ581は貫通扉が塞がれています。番号はメモしていませんが、貫通扉を塞がれたクハネ581は7号だけだったので7号で決定です。後にクハ715-3に改造されます。左側は貨物ホームだったのでしょうか。左側車両の妻面が煤けているのは何故?

 

f:id:railway-photo:20200701084423j:plain

サハネ581-1はこの年末にクハ715-110へ改造されています。実はこの時点ではまだ廃車になっていません。

 

f:id:railway-photo:20200701084434j:plain

モハネ580-10はモハ714-10に改造されました。

クハネ581、モハネ580、モハネ581、サハネ581の多くは近郊形の419系北陸本線向け)や715系(九州向け0番代、仙台地区向け1000番代)に改造されました。財政事情の厳しい国鉄が、余剰車両を有効に活用したい思いからの苦肉の策でしたが、利用客の評判は芳しいものではありませんでした。

 

f:id:railway-photo:20200701084510j:plain

f:id:railway-photo:20200701084522j:plain

50系の下り列車が到着です。旧客の天下とばかり思っていましたが、50系の波はここへも確実に押し寄せています。奥に見えるタンク車。油槽所があったのでしょうか。現状とはまるで別世界です。

 

f:id:railway-photo:20200701084534j:plain

f:id:railway-photo:20200701084544j:plain

58系気動車によるありふれた急行列車。キロ28の窓が改造されています。下降窓は錆びやすいということで。しかし見栄えは・・・。

 

f:id:railway-photo:20200701084554j:plain

京都へ戻ります。ガッツリ旧客です。不良社員はこうして出張時にもしっかりと趣味を謳歌していたのであります。もうじきGWだし、いいじゃね。

 

昭和58(1983)年4月23日