ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

9633

SAMPUKU爺様ならびに田中泰三様提供の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月5日 小樽築港機関区

 

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昭和43(1968)年9月1日 小樽築港機関区

車歴は↓こちら。

9633 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

日本で最も有名となった9600形式でしょうか。と言っても、一般の人にはキューロクとデゴイチの区別もつかないでしょうけど。比較的若番であることと、NHK朝の連続テレビ小説「旅路」に出演したことが大きく影響して、昭和47(1972)年に梅小路蒸気機関車館(現 京都鉄道博物館)に保存されました。入換機なので地味な存在でしたが、ドラマの舞台が大正時代から始まるので、古めかしいこの機関車が選ばれたのではないかと思います。(私はドラマは見ていません。)

写真では形式無しのナンバープレートですが、ドラマの撮影にあたっては大正時代の雰囲気を出すべく形式入りのプレートに交換されたそうです。ところがそれは撮影用に用意されたレプリカではなく、長万部機関区で現役だった機関車がかつて装着していた本物の形式入りナンバープレートで、「9658」だったとか(「鉄道ファン 1967年4月号より)。写真はすでにドラマのロケを終えた頃のようで、この後にちゃんとした形式入りの9633のナンバープレートに交換されたようです。

大正時代と言えば電気式前照灯はなく、真空ブレーキだったので空気圧縮機も元空気ダメのタンクもなく、外観はかなりあっさりしていたのでしょうけれども、そこまで忠実に再現するのは費用の面でも運用の面でも困難だったのでしょうね。

「旅路」のビデオテープはほとんど現存しておらず(当時はビデオテープは非常に高価で、放送局ですら使い回しをしていたそうです)、今となっては幻の作品になってしまいました。

 

形式入りナンバープレートを付けて梅小路入りを控える9633。

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昭和47(1972)年6月17日 小樽築港駅

ゼブラも付いてるけどね。