ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

9644・9654

機関車を番号順にアップしていたら、自分が撮影していた番号がないことに気付いたので、急遽、参戦することにしました。再アップの画像になりますが。

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昭和50(1975)年1月2日 鷲別機関区

 

↓この画像は転載しないで下さいね。

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昭和43(1968)年9月1日 小樽築港機関区

9644の車歴は↓こちら。

9644 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

煙室扉と前端梁に施されたトラ模様(警戒色)が煤ですっかり黒ずんでいます。北海道のカマは汚れ放題でナンバーすら読めないものがあるほどでしたが、そういう機関車ばかり見てきたので、後年、写真で九州のカマを見た時には、その美しさにビックリしましたよ。ウェスで磨きをかけていたんですね。

 

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昭和50(1975)年4月2日 帯広駅

9654の車歴は↓こちら。

9654 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

右運転台に改造された機関車で、逆転機が右側にあります。五稜郭区の入換機関車だと、前照灯も右側だけに取り付けたものがあったりします。入換機なので不要なデフなど撤去すればいいのにと思いますが、案外、デフ付きの入換機ってあちこちで見かけたような印象です。特にキューロクの場合、北海道の切り詰めデフはなくていいじゃね?と思えて仕方ありません。

9618~9657までの2次型と呼ばれる9644ともども、キャブの側窓は独立2枚のオリジナルの雰囲気をよく残しています。

 

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昭和51(1976)年3月4日 小樽築港駅

当時この機関車に限らず、右運転台と知っていたら、キャブの中の写真を撮っていたかもしれません。残念。真ん中の画像に写る「59609」は話題の機関車です。

 

ところで9600形式の試作機的存在だった初代9600形式(僅か3か月間の襲名だったとか)、後の9580形式のクランク先行の件ですが、「記録写真 蒸気機関車」(交友社刊)を見ると、ちゃんと右先行になっていました。となると、9600形式の左先行が一層際立ちます。