ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

29691と29697

田中泰三様提供の画像につき、転載はご遠慮ください。29691の画像がバック姿の1枚しかないので、29697もアップしました。

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昭和43(1968)年6月2日 直江津機関区

車歴は↓こちら。

29691 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

車歴表にあるように、冬場しか稼働しなかったそうです。右寄りに取り付けられている縦長のパイプは何なのでしょう。左側のステップの手摺の形状がユニークです。炭水車上部へ上がる梯子の位置は、ステップ直上のものもあるのですが、この機関車の位置だと何だか上り辛そうに思えます。

参考までに他の機関車の場合。

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昭和50(1975)年5月5日 名寄機関区

右側にはステップがありませんよ。前照灯の位置は様々です。

 

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撮影日不明 大宮機関区

 

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昭和43(1968)年6月30日 大宮機関区

車歴は↓こちら。

29697 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

前照灯横の後部標識灯が特徴的な大宮区のカマです。そしてこの機関車も蒸機ドームが嵩上げされています。除煙板前端の手摺と炭水車側面手摺も特徴のひとつでしょうか。煙突上のお皿は載ったり載っていなかったり。

キャブ側窓の庇が、前方1/5ほどが撤去されています。キャブを延長した際に側窓も横長になりましたが、庇は延長せずにそのまま後ろ側へ移設したということでしょうか。

除煙板の上部ステーが細くて頼りなさそうです。

砂撒き管が第2と第3動輪に伸びていますが、主動輪である第3動輪側のは後方にあります。こんな位置で砂を撒いても、第3動輪は砂を噛めませんよね。どんな意味があるのでしょう。