ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

39624と39628と39631

SAMPUKU爺様の画像の転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月7日 旭川機関区

車歴は↓こちら。

39624 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

煙室扉のコの字型取っ手の取り付け位置が何か変ですね。少し上で斜めっています。煙突上にはお皿付き。

 

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昭和50(1975)年5月5日 名寄機関区

車歴は↓こちら。

39628 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

この日は旭川から名寄まで、キューロク重連による「SLさよなら列車」が運転されました。左の39679がその牽引機の1両でした。一見、トラ模様以外はそっくりに見える2両の炭水車後面ですが、よく見ると、配線管の位置、端梁のテーパー形状、リベットの有無、「架線注意」札の有無、前照灯横の金具(後部標識灯の支持金具?)の位置、また梯子もちょっと形状が異なっています。

39679は追分機関区に配置換えされて、国鉄最後の蒸気機関車三羽ガラスの中の貴重な一羽にもかかわらず、引き取り手もないまま解体されてしまいました。一方、本題の39628は紋別滝上町にある有料施設内で保存され、比較的良好な状態にあるようです。

 

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昭和50(1975)年5月5日 名寄機関区

車歴は↓こちら。

39631 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

車歴表によればこの時点で第二種休車だったようですが、すでにナンバープレートも主連棒も外され廃車も同然の姿となっています。廃車になると不思議と照明のガラスが割れるケースが多いのですが、割っているのでしょうかね。

キャブ前面窓ですが、旋回窓への改造は機関士側だけで、機関助士側はオリジナルのままです。

39624でも前回の39615でもそうでしたが、キャブ前面とランボードとの接触面には斜めの補強材らしきものが設置されています。その目的が気になります。C11ではサイドタンクの動揺が大きいために同様のものを取り付けた171号機の例があります。

2枚の写真には時間差がありますが、その間に煙室扉を閉めた人がいたようです。