ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

39634と39637

SAMPUKU爺様の画像の転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月13日 滝川機関区

車歴は↓こちら。

39634 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

車庫内での撮影のため、なかなか引けが取れずに撮った写真と思われますが、除煙板の形状から北海道の機関車であることだけは分かります。などと安易に考えながらもよ~く見てみると、右側の除煙板は切り詰めされていません。切り詰め改造の過渡期だったのかもしれませんが、こういう片っぽだけ切り詰めデフは他の機関車でも見られました。(過去記事の19672とか。)また切り詰めデフは北海道だけの専売特許ではなく、少数ではありますが本州の機関車にも見られました。

 

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昭和42(1967)年8月5日 小樽築港機関区

 

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昭和43(1968)年12月26日 旭川機関区

 

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昭和49(1968)年9月2日 旭川機関区

車歴は↓こちら。

39637 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

函館本線の電化開業の頃に小樽築港区から旭川区へ転属されたようです。除煙板の取り付けはその頃なのでしょう。補助灯の増設は電化に合わせた処置。前回ちょろっと触れた、ランボードとキャブ前面とを結ぶ斜材がこの機関車にもあります。

キャブ前面窓ですが、機関士側に金網が取り付けられているように見えます。トンネル内でのツララによる破損防止措置でしょうか。

フロントサイドのステップの踏板が、内地の機関車のものに比べて厚みがあるようです。付着した氷や雪による滑り止めのためにスノコ状の板(グレーチング)としているのでしょう。39616のものと比較すると大きさも異なっているのが分かります。