ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

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SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月13日 滝川機関区

車歴は↓こちら。

59627 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

これまで見たことない装置がフロントデッキ上に見えます。解放テコを機関助士席から操作できるようになっているようです。

どーでもいいことですが、キャブ側面の区名札差しの位置が随分低いです。過去にタブレットキャッチャーに干渉したとか、あったんでしょうかね。後部標識灯を2灯装備しているので入換専用機ではなさそうだし。でも解放テコ遠隔装置付き。

公式側除煙板がちょっと歪んでいるように見えます。

 

12月14日を迎えるといつも思い出すのが45年前のこと。国鉄最後の蒸機牽引旅客列車が走った日です。室蘭・岩見沢間で運転された225列車。牽引機はC57形式135号機。いわゆる百恵ちゃんの汽車。本来、225列車はD51の牽引だったのですが、NHKスペシャル番組で漫画家の加藤芳郎さんと山口百恵ちゃんが乗車した、国鉄に残る最後の蒸機旅客列車を牽引したのがC57 135だったことから、急遽、有終の美を飾る機関車に抜擢されたんだとか。マスコミが国鉄を動かしたと言えなくもありません。

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昭和50(1975)年12月14日 室蘭機関区

鉄道雑誌でもあまり記事にはなっていないようですが、いつの間にか炭水車が二次型のものに振り返られており、こんな記事がネットにありました。

一番普通のC57135 | 拝啓 井門義博です

炭水車のことではありませんが、カメラマンの諸河久氏も、写真集「モノクローム国鉄蒸機」の中で、北海道仕様となった135号機の姿に対して「形容しがたい外観上の瑕疵」などと酷評しています。思い入れの深い人ほど、原形こそが一番美しい姿と感じているのでしょうね。分かる気もしますが、そこまで言うなとも思います。否定的な感想の押しつけはあまり気分の良いものではありません。

因みに、135号機が組んでいた二次型の炭水車ですが、友人の推理によると廃車の時期から考えて149号機のものではないかということです。

また井門氏はC55に切り詰めデフ機はいなかったと断定していますが、実は実は半分切り詰めデフ機が旭川区におりました。

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公式側の除煙板だけ切り詰め。(既出)

機関車固有の特徴は、人知れず無数にありそうです。模型屋さんにとっては興味津々でもあり厄介な問題であるかもしれませんね。

キューロクから脱線しまくりで恐縮です。