ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

59655と59658と59659

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月7日 留萠駅

車歴は↓こちら。

59655 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

キハ22が停車するには1番ホーム、59655が停車するのが2番ホーム、その右に3番ホームがありますが、いずれも留萠本線のホームです。「羽幌方面」の看板が見えますが、羽幌線の4番、5番ホームは100mほど離れたところにありました。留萠本線と羽幌線の分岐は駅手前の大和田寄りあるため、羽幌方面から下って来た貨物列車は、スイッチバックを行って留萠駅に到着していたと思います。

 

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昭和41(1966)年8月11日 五稜郭機関区

車歴は↓こちら。

59658 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

中路式の転車台に載る59658。転車台には橋梁のデッキガーダーなどと同じで、上路式、中路式、下路式がありました。撮影に一番適していたのは足回りがすっきり見えた上路式。

 

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昭和42(1967)年8月18日 鷲別機関区

車歴は↓こちら。

59659 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

奥には給炭所があります。機関区には給炭施設、給水・給砂施設、石炭の燃え殻を落とすアッシュピット、転車台、車庫、構内照明、そして事務所や倉庫などの施設があります。主要駅のすぐそばに建設されることが多いですが、札幌駅のような大きな駅から少し離れたところに大規模な機関区を設けたところも少なからず存在しました。小樽築港区、五稜郭区、釧路区などで、鷲別機関区もその一つといえるでしょう。鷲別区は室蘭機関区の貨物専用機の車両基地という位置づけでした。もともとは東室蘭駅の貨車入換を行っていた機関車の駐泊所に過ぎなかったところです。

 

機番の接近した3両のキューロクは、いずれも生涯を北海道で過ごし散っていった機関車のようです。除煙板の有無で雰囲気は変わりますが、3両ともフロントデッキには入換時に使用する柵状手摺を設置しています。

深川機特有の前照灯部のツララ切り、五稜郭機は何が特徴的なんだろう、鷲別機は左側フロントステップの踏板の補強が独特ですが、この機関車特有のものかもしれません。転配する中で各機関区ごとに手を加えられることもあるので、1両1両外観が異なるということになります。