ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

69692と69693と69699

SAMPUKU爺様の画像の転載はご遠慮ください。

またまた北海道のキューロク3両です。

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昭和45(1975)年3月22日 苗穂機関区

車歴は↓こちら。

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車歴表によればこの2年前の8月に旭川区で廃車となっていますが、どっこい「苗」の区名札を差して生きてます。父親に連れられて初めて苗穂機関区を訪れた時のものです。父は国鉄の車掌だったので、苗穂駅のホームから線路を横断して機関区に入り、通りがかる職員に「どーもどーも」などと愛想をふりまき「息子がね汽車が好きでね」なんて言っていたように思います。このズブズブぶりのお陰で、当時は割と気軽に機関区で写真を撮ることができました。

キャブから日除けの様に炭水車にカーテンをかけていますが、こんなんでも防寒には役立っているのでしょうか。

 

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昭和42(1967)年8月13日 滝川機関区

車歴は↓こちら。

69693 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

解放テコを、機関助士席から遠隔操作するバーが伸びています。でも、状態を確認できないとあまり意味はないように思うのですが。結局は入換手が操作した方が早くて安全だと思います。キャブとランボードの接合部が、上下とも補強されています。

回転火の粉止めから前方に飛び出ているものは何でしょう。先端部がローラーのように見えます。撤去したお皿でも回していたのでしょうか。

 

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昭和50(1975)年1月8日 三笠駅

 

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昭和50(1975)年1月8日 幌内駅

車歴は↓こちら。

69699 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

珍しい緑地のナンバープレートを装着していました。三笠駅のはせっかくのカラー写真なのですがネガのせいか色の再現性が低く、判然としませんけど。

三笠の列車は、幌内から石炭を満載して到着し、これからスイッチバックで三笠駅に到着するところです。幌内のは発車待ちです。

写真部に入っている級友と一緒に撮影しに来たのですが、この日、自分のカメラは修理中で、級友から蛇腹式の古いカメラを借りての撮影でした。メモには「TARON35」「トミオカ LAUSAR F2.8 45mm」とあり、シャッター速度には1/100や1/300などというあまり馴染みのない数値が設定されています。

画像では分かりませんが、冬休みということもあって、三笠駅も幌内駅もそれなりの数のファンが撮影に訪れており、場所探しにはちょっと苦労させられました。

すでに貨物列車しか運転されていない三笠~幌内間ですが、鉄友の一人がこの区間をキャブに乗せてもらったと遠い目をして懐かしんでおりました。ズブズブ国鉄、ええなあ~。