ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C11 42とC11 44

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和46(1971)年2月19日 熊本駅

車歴は↓こちら。

C1142 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

ランボード縁やキャブ裾に白を差していますが、特別な装飾ではないようです。九州地区の機関車ではよく見られました。客車を牽引する列車なのか、それとも入換なのかは不明です。C11は三角線で客車を牽いていた記録がありますが、この頃は気動車化されていました。

 

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昭和46(1971)年2月17日 門司機関区か

車歴は↓こちら。

C1144 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

休車となった状態で、機関区の一画に留置されています。後部からの画像がこの機関車の特徴をよく表しています。形式入りナンバープレート、炭庫の嵩上げ、同じく炭庫の手摺設置、そして何と云っても前照灯両サイドに設置された通風口が目立ちます。この通風口はバック運転の際にキャブ内に空気を取り込むためのものです。右側ステップに取り付けられている蒸気管を据えておく支持金具の形状がよく分かります。

また、煙突横にはリンゲルマン濃度計が見えます。「田」の字に区切られたそれぞれの区画が異なる濃度で描かれています。