ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C11 73とC11 87

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年3月31日 米子機関区

車歴は↓こちら。

C1173 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

米子区のC11は境線、倉吉線(倉吉~山守、昭和60年廃止)、大社線出雲市~大社、平成2年廃止)などで活躍していたようです。

大社線で話題だったのは夜行急行「だいせん2号」(大阪~大社)が普通列車として運用に入り、寝台車、グリーン車を組み込んだ最長12輌もの編成を小柄なC11が牽引したことでしょうか。寝台特急「さくら」をガチで牽引したC11と並ぶ快挙であったと云えるでしょう。

 

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昭和43(1968)年2月1日 大垣電車区

車歴は↓こちら。

C1187 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

車歴表によれば、まさにこの日、廃車となっています。

3カ月足らずだけ岩見沢機関区に配置されたことになっていますが、実態はどうだったのでしょう。鉄道雑誌に掲載されている「車両のうごき」は、国鉄からの情報が間違っていたり、出版社側で間違うなどのミスがあるので、100%信用できるものではありません。けれどもファンにしてみれば他に知る手立てがない以上、それを真実と受け止めるより仕方がありません。機関車台帳にこそ真実が刻まれているのですが、個人レベルでそれを精査するのはもはや無理というものです。