ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C11 185とC11 190

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

ここから九州のC11が続きます。

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昭和43(1968)年3月 宮崎機関区

車歴は↓こちら。

C11185 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

志布志管理所の所属機で、宮崎との間で貨物列車を牽引していたと思われます。他に志布志管理所のC11は古江線(後に延長されて大隅線と改称)で旅客列車を牽引していました。志布志線の蒸機はC58がメインで、たまに補機でC11が入ることがあったようです。

今は日南線の終点である志布志駅ですが、かつては車両基地を持ち、志布志線と大隅線の起点駅でもありました。因みに昭和46(1971)年3月時点でC58が4輌、C11は7輌もの配置がありました。

 

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昭和43(1968)年3月17日 熊本駅

 

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昭和43(1968)年3月31日 熊本機関区

車歴は↓こちら。

C11190 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

三角線でお召列車を牽引した経歴を持つ機関車であり、煙室扉の黄金に輝く十字ハンドルや前端梁下部の縁取り、磨かれたフロント手摺などが過去の栄光を讃えています。

お召列車は昭和41(1966)年10月28日の運転で、往路(熊本→三角)が190号機で復路は61号機が牽引しました。予備機は62号機で、3輌揃って同様の装飾が施されました。

廃車後は個人が保存していましたが、平成13(2001)年に大井川鐡道へ譲渡、2年がかりで動態復元を行い平成15(2003)年から営業運転に就いたのは皆様ご存知の通り。(私は知らんかったけど。)