ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

iLINKでのキャプチャ

ビデオ編集からみの話で恐縮ですが。

昨日、エラーが出て沈黙してしまったビデオデッキ(HDW-A2100)ですが、エラー番号(ERROR-20)から原因がなんとなく分かったので、デッキ内部からカセットモジュールを取り出して(昨日はこの取り出し方が分からず途中で断念。でも今日再挑戦したら、スポッと抜けました)、カセット設置用のモーターをぐりぐり回し、カセット台を所定の位置に戻してやったら、呆気なく正常に戻りました。民生機ではデッキ内部が基板などで目一杯詰まっているので、こうは簡単には行かないでしょうね。メカには滅法弱い私でも、物理的・ソフト的な破壊でなければ、何となく直せてしまうのが業務用機の凄い所。ついでなので、内部に溜まっていたホコリも取ってあげました。

 

昨日「EDIUS X Pro」をインストールして以来、これでようやくSDI端子からキャプチャできるようになりましたが、昨日の念願だったHD-SDIからのキャプチャも試みてみました。HD-SDIといっても送る映像はベータカムでありハイビジョンではありません。単に、ハイビジョンサイズに拡大されるだけで、データ量だけはハイビジョン並みです。かつての保存先だった5400rpmのHDDではわずか1秒で停止してしまう転送速度なのですが、これをRAID 0に設定した2台のSSDではどうなるのか。結果はOK。停止することなくしっかりとキャプチャをし続けてくれました。目論見は当たったものの、HDCAMのテープは持っていないので、実際に活用することはありません。

 

ところでこの「EDIUS X Pro」には大きな問題がありました。iLINKからのキャプチャに対応しなくなったのです。つまりDVテープやHDVテープをネイティブにキャプチャすることが不可能になってしまいました。ネイティブだと映像と共に撮影した日時などのデータも一緒に保存されるのです。そんなのどうもでいいということであれば、DVCAMHDVの業務用デッキを使いSDIやHD-SDI経由でキャプチャすることは可能です。実際問題として、今時のPCでiLINK搭載機などありません。私は5年前にすでに廃れかけていたiLINK端子付きのマザーボードを敢えて購入したのですが(IEEE1394PCIボードを別途購入して使う手もありましたが、何かイヤでした)、せっかくあるのにそれをみすみす使えないのはちょっと残念。もしかしたらと思い、昔使っていた「EDIUS Neo 3」とか、この間まで使っていた「EDIUS Pro 8」をインストールして使えないだろうかと画策しましたが、どちらもインストールできませんでした。そこで、他にiLINKでキャプチャできるソフトはないものかとググっていたら、CyberLinkの「Power Director」が使えることが分かりました。5年前にBDドライブを購入した時、バンドルされていたソフトの中に「CyberLink Media Suite 10」があって、その中に「Power Director 15」がありました。インストールしてから5年目にして初めて起動させると、ビデオ編集ソフトの画面が現れ、特に説明書なしでもキャプチャの仕方が分かりました。同種のソフトは、使い勝手も似た様になるものです。めでたしめでたし。

 

まあこうして、iLINKでのキャプチャも温存されたことで、悩むことなしに「EDIUS X Pro」が使えるようになりました。因みに、非圧縮のSD映像をDV映像に変換する時間ですが、「8」の時には実時間の3倍程度を要しましたが(つまり10分の映像であれば3分程度で変換)「X」では実に10倍速になりました。30分の映像でも3分以下で変換終了です。すっげ~。