ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C55 19とC55 25

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和46(1971)年2月19日 西唐津駅

車歴は↓こちら。

C5519 機関車データベース (形式C55) - デゴイチよく走る!

一次型最終番号機で、若松機関区所属時代のようです。除煙板の裏当てが一部アングルになっています。後年の改造でしょうか。後部標識灯を前端梁に設置するのは九州機の特徴かと。大抵はデッキ上か煙室横ですね。

 

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昭和42(1967)年8月5日 岩見沢機関区

車歴は↓こちら。

C5525 機関車データベース (形式C55) - デゴイチよく走る!

電化によってED76などが配置される第二機関区が新設される前の、後の第一機関区になります。

いわゆる流改と呼ばれる、元流線型の改装車。20~40号機の21輌が該当します。標準型との違いはキャブに大きく表れています。足回りのカバーを外せばさほど点検に支障はないのに、なぜわざわざ多額の費用(およそ300万円、今なら数千万円でしょうか、C62の製造費が6000万円程度)をかけてまで標準型へ改装したのだ、という批判的な声もあったとか。戦後まもなくの写真には足回りが剥き出しになった姿が記録されていますが、確かに見栄えはよくありません。解体の途中なのか?みたいな。もともとがスマートな姿だっただけに、国鉄の矜持として、機関車はちゃんとした姿で運用するよう他の被牽引車とは別格な扱いがなされていたのかもしれません。

19号機ともども、まだ「架線注意」札が貼られていません。