ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C55 51とC55 52

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年3月 宮崎機関区

車歴は↓こちら。

C5551 機関車データベース (形式C55) - デゴイチよく走る!

除煙板上部ステーの前にもう一本ステーが追加されています。物の本には「障害防止用ステー」と説明されていますが、なんか弱っちく見えるのは気のせい?

日豊本線の急行列車ロングラン運用のため、D51 9の炭水車(8-20形)と交換しました。車歴表では、ロングラン運用終了後に、振り替えられた炭水車を元に戻したとの記述がありますが、写真集などで晩年の写真を見てみるとD51の炭水車のままであることが確認できます。C55の炭水車は後部上端の切り欠きが小さく、D51ナメクジのものは切り欠きが大きいので見分けは簡単です。同様に、52~54号機も振り替えられました。

 

 

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昭和43(1968)年3月 大分運転所

 

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昭和45(1970)年9月1日 中間付近

車歴は↓こちら。

C5552 機関車データベース (形式C55) - デゴイチよく走る!

大きめのK-6タイプの門デフ装備で、この1輌のみの存在です。11号機のK-4タイプと同様に、除煙板の大きさを変化させることができましたが、スライド式のK-4タイプとは異なり、除煙板下部が脱着式となっていたそうです。実際、画像にはボルトが写っており、取り外しが可能なように見えます。晩年、一般の除煙板と同様にバイパス弁点検のために、後方下部が切り抜かれています。

こちらの炭水車はD51 12と交換したものです。保存機なのでD51の炭水車であることが確認できます。