ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C57 14とC57 16

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年2月1日

車歴は↓こちら。

C5714 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!

かつてお召列車を牽引した経歴がありますが、その名残はこの画像からは伺うことはできません。左側のデッキスロープが跳ね上げられて、蒸気室端面が顔を見せています。スロープのステップ裏側がくり貫いてあるとは手が込んでいます。

前照灯がLP405なのはちょっと残念。「架線注意」札が中心に位置しないのは何故?

 

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昭和43(1968)年2月1日

 

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昭和43(1968)年3月21日 稲沢駅

車歴は↓こちら。

C5716 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!

キャブのナンバープレートが形式入りとは。機関士側はどうだったのでしょう。ググっても別番号の画像しか出て来ません。

区名札の隣は運用札でしょうか。第55運用で321列車~228列車の次位(つまり重連ってこと?)~3201列車(※は何?曜日指定列車とか?)~224列車ってことかな。

煙室ハンドルの両側とその下に見える「ぽっち」は何でしょう。裏側に何か固定しているのでしょうか。

名古屋区の機関車の特徴といえば色付きナンバープレートが挙げられるでしょう。一般的には黒地ですが、名古屋鉄道管理局内では地域によって赤地、青地、緑地、黒地と塗り分けていたそうです。因みに大阪鉄道管理局では、調子の良い機関車を赤ナンバーとしていたとか。モノクロ写真が主流であった時代に、こうした「色」に関する記事についてその証拠となる写真があまり残っていないのは残念です。それだけに、日本国内をカラーで鉄道を撮影しまくった「J.WALLY HIGGINS」さんの功績は大きいです。(今年に入ってから勢いで写真集を5冊も買ってしまいました。)

 

 

昨日、ヤフオクで落としたデジタル8のビデオカメラDCR-TRV620が届きました。その前にアマゾンで購入した中古のDCR-TRV300は再生映像が出ない不良品だっただけに、このカメラには期待していました。しかし、このカメラでは悪名高きSONY製Hi8MEテープの再生は十分ではありませんでした。あの「テープ泣き」とともに映像乱れが多発しています。

数年前に何でそのカメラなら問題なく再生できることを知ったのか忘れましたが、300でほぼ完璧に再生してくれました。あの時は感激しました。それまで10台近くもビデオカメラやビデオデッキを購入しては落胆の連続でしたので。620は300の後に販売された機種だったので期待していたのですが、残念です。ヤフオクでは初号機の310なら沢山出品されているのですが300はたまにしか見かけません。(何故か後継機の方が型番が若い。)310の実力のほどは分かりませんが、数多く出品されている725は全然ダメです。

Hi8のビデオカメラでもCCD-TRV95なら綺麗に再生できたように思いますが、i-Linkなんて当然ついていませんからアナログ出力しかできません。今、PCにはアナログインターフェースではコンポジット入力端子しかないので、どうしてもi-Linkで取り込みたい。安物の業務用DVCAMデッキがあって、これを介せばi-Link出力が可能になるので全然問題はないのですが、いかんせん95は製造から25年も経っており、カメラそのものがちゃんと動作するのか、ヘッドがヘタレ切っているのではなかろうかと心配になるので、なかなか手を出せずにいます。でも、最終手段としては選択せざるを得ないでしょうね。

 

Hi8のSONY製MEテープは困りものですが、HDVもなかなか手こずります。自分のテープでは経験がないのですが、人様から預かったテープの中には映像が読み込めないケースがしばしば発生するのです。再生途中で画面が途切れ、タイムコードは一旦フリーズ。しばらくするとタイムコードは進み出すものの、デッキの液晶画面は真っ黒のまま。キャプチャをしているPCのディスプレイでは無信号の灰色状態。ある一定時間が経過してキャプチャは自動終了。なんでやねんとばかりにテープを途中まで戻して再生しても映像が出て来ません。どないなっとるん。

デッキは業務用HDVレコーダーのHVR-1500Aというヤツ。i-Link接続ではPCとのやりとりで塩梅悪いことが有るのかもと思い、今度は別のPCを使い、HD-SDI経由でキャプチャを試みます。HD-SDIって、なんかいかにもプロっぽい雰囲気じゃね。業務用のデジタルインターフェイスSDIのハイビジョン版で、i-Linkと同様にデジタル信号を扱います。ただし、i-Linkが双方向で信号をやり取りするのに対して「シリアル・デジタル・インターフェース」は一方通行。つまり接続コード1本だけではデッキからPCへ信号を送ることはあっても、そのコードを伝って逆にPCからデッキへ信号を送ることはできません。その分、不具合は起きにくいのではないかと考えたのです。案の定、実際にやってみると、途中で画面がフリーズして直後真っ黒になってもPC側はお構いなくキャプチャをし続けています。そのうち映像が復帰します。i-Link接続ではキャプチャもフリーズしてそのうち停止してしまいます。同時にカメラも停止。

とはいえ、HD-SDI接続でもやはり画面が出なくなる箇所がありました。そこで巻き戻して再生してもデッキの液晶画面は黒のままです。記録されているのに再生できないのは、GOP(Group of Pictures)という方式で記録するmpegのせいかもしれません。そのたびに一旦カセットをイジェクトしてからローディングしなおして巻き戻し、再生という手順を踏むと、再生画面が出ることが分かったので、その繰り返しで何とかほぼ全編をキャプチャすることができました。こんなトラブルを起こすのもSONYのテープで、しかも高価なあの「for HDV」の白テープです。SONYの高価なテープはことごとくトラブル魔です。ベータカムSPのテープもmaxell製にひざまづくレベルだったし。

HD-SDIでキャプチャした映像は複数のファイルに分断した状態なので、それをタイムラインに乗せて1本化し、XAVCのMXF形式で書き出しました。普通にプレーヤーソフトで再生できます。HDVのm2tで書き出すよりも何となく安心かなと思って。

断言しますが、一般のビデオテープは必ず劣化します。最上の保存方法なんかではありません。ファイル化して複数のデバイスや光ディスクに保存するしかないのが現状でしょう。

 

本編よりもなげ~よ。