田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。
昭和43(1968)年10月3日 豊岡機関区
福知山機関区所属になります。車歴表によると、福知山区と梅小路区を何度も異動しています。
点検口がまだない除煙板に取り付けられた円盤は、後藤工場標準車マーク(GTマーク)で、G-3タイプの門デフ(後藤デフ)装着で有名なD51 499にも取り付けられていましたし、秩父鉄道のC58 363がG-2タイプの後藤デフを装着した際にこのGTマークが貼られており、その貴重性を知るファンを大いに驚かせたと云います。標準車とはいえ、後藤工場特製整備車の証だったのだと思います。画像の頃から4年ほどして浜田区へ異動した際に除煙板に点検口が設けられましたが、GTマークはそれ以前に取り外されてしまったようです。
ドーム後方に重油タンクを背負った、逞しい姿ではあります。
フロントデッキに標識灯掛けがあるにもかかわらず、前端梁に後部標識灯を吊り下げるのは珍しいケースかと。
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C5741 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!
昭和43(1968)年3月31日 米子機関区
こちらは集煙装置を載せており、ややいかめしい印象を受けます。
後部標識灯は1灯のみで、やはり前端梁にあります。
廃車後、主動輪とナンバープレートが米子駅前に保存されているようです。当初は後藤工場内にあったものを移設したのだとか。
41号機、43号機とも、次回アップ予定の44号機と表情がそっくりなのは、ナンバープレートの位置がほぼ同じだからなのでしょう。
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