ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C57 52とC57 110

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年10月3日 豊岡機関区

車歴は↓こちら。

C5752 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!

九州の若松区へ異動し筑豊本線などで活躍しましたが、しばらくの間は集煙装置を載せたままでした。それから集煙装置を取り外すことになるわけですが、不思議と煙突は短くなく、おまけに向かって左側に僅かに傾斜している状態。他の機関車の煙突と交換した模様。

除煙板には扉付きの点検口が開けられるようになります。

リンゲルマン濃度計の設置は、なぜか機関士側でした。

ってな感じで、画像では分からない九州へ行ってからの話題で恐縮です。

 

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昭和47(1972)年8月25日 亀山機関区

車歴は↓こちら。

C57110 機関車データベース (形式C57) - デゴイチよく走る!

近畿のC57には煙室前端が角ばったものが多い印象ですが、この機関車は事故(六軒事故)復旧工事でボイラーを新製した経歴があるので、その時のものかもしれません。煙室扉回りの手摺は短めで、妙にあっさりした表情です。

ドームの後ろには重油タンクが顔をのぞかせています。関西本線の加太越えに挑んだ証でしょう。

和歌山県橋本市に保存されていますが、手入れはされておらず、朽ちるにまかす状態となっているようです。