ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C58 24

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20210523070108j:plain

f:id:railway-photo:20210523070123j:plain

昭和43(1968)年6月1日 敦賀第一機関区

除煙板の点検口以外、これといった改造は見られませんが、空気圧縮機は当初の単式から複式へ交換されています。

「架線注意」札が、デッキスロープのステップに貼られているのは珍しいケースかと。

キャブ出入り部にはチェーンが見えます。密閉キャブの場合、夏場はキャブ内がクソ暑くなるため、九州だと扉を撤去するケースが見受けられます。その代わり転落防止のためにチェーンを設けています。この機関車も短期間ながら下関区に在籍したことがあるので、その時に処置されたのでしょうかね。

 

f:id:railway-photo:20210523070144j:plain

f:id:railway-photo:20210523070222j:plain

f:id:railway-photo:20210523070235j:plain

昭和43(1968)年10月4日 敦賀第一機関区

福井国体に向けて山陰本線小浜線(豊岡~若狭高浜)でお召列車が運転されました。本務機は福知山区のC58 56と豊岡区のC58 223で、C58 24は予備機でした。しかし過去にはお召列車を牽引した栄光の実績があります。

煙室前には日章旗を掲げる支持金具が設置されています。

予備機とはいえ、本務機と同レベルの化粧が施されると思うのですが、本気で手をかけているようには見えません。テカリが少ないし、通常だとキャブ裾にも白線を入れると思うのですが。煙室扉ハンドルが十字のものに交換され、ちょっとは気品が醸し出されてはいます。

 

車歴は↓こちら。

C5824 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!