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昭和43(1968)年6月1日 敦賀第一機関区
除煙板の点検口以外、これといった改造は見られませんが、空気圧縮機は当初の単式から複式へ交換されています。
「架線注意」札が、デッキスロープのステップに貼られているのは珍しいケースかと。
キャブ出入り部にはチェーンが見えます。密閉キャブの場合、夏場はキャブ内がクソ暑くなるため、九州だと扉を撤去するケースが見受けられます。その代わり転落防止のためにチェーンを設けています。この機関車も短期間ながら下関区に在籍したことがあるので、その時に処置されたのでしょうかね。
昭和43(1968)年10月4日 敦賀第一機関区
福井国体に向けて山陰本線・小浜線(豊岡~若狭高浜)でお召列車が運転されました。本務機は福知山区のC58 56と豊岡区のC58 223で、C58 24は予備機でした。しかし過去にはお召列車を牽引した栄光の実績があります。
煙室前には日章旗を掲げる支持金具が設置されています。
予備機とはいえ、本務機と同レベルの化粧が施されると思うのですが、本気で手をかけているようには見えません。テカリが少ないし、通常だとキャブ裾にも白線を入れると思うのですが。煙室扉ハンドルが十字のものに交換され、ちょっとは気品が醸し出されてはいます。
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