ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C58 400とC58 401

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

いよいよC58の機番は400番台を迎えました。

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昭和43(1968)年7月1日 小山機関区

車歴は↓こちら。

C58400 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

前回、398号機でちょっと触れましたが、補助灯が左右逆に取り付けられています。実際のところ、右に付けようが左に付けようが問題はないでしょうね。点灯しているの見たことないし。

先輪はスポーク輪心に交換されています。

それにしても、心なしか手入れされているように見えます。お召予備機だったそうですが、それと関係があったのでしょうか。実際にお召列車を牽引したという記録はなさそうです。

 

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昭和47(1972)年5月23日 酒田機関区

車歴は↓こちら。

C58401 機関車データベース (形式C58) - デゴイチよく走る!

陸羽西線で活躍していた頃になります。

炭水車の後部上端の切り欠きが矩形です。手抜きみたいでかわいくないです。炭水車背面の前照灯も特徴的。庇でがっつり保護しています。僚機の402号機も同様のスタイルに改造されています。炭水車の排障器はこれまでアップしてきた機関車とは異なる構造で、402号機も同様です。

右側除煙板の前側上端にはつぎはぎのような跡が。これも402号機と同じ。

煙室扉の中央ハンドルは十字タイプで、これは402号機も同じ。

キャブ前妻の明り取り窓がありませんが、402号機にはありました。401号機が明り取り窓を埋められたのではなく、もともとない明り取り窓を、402号機では設けたということだったようです。

401号機にはあるエプロンが、402号機にはありません。

除煙板ステーが丸棒ではなく平板を用いて、折れ部で捻っているのが特徴的です。402号機は標準の丸棒使用です。

両機は似たような姿かと思いましたが、案外異なった箇所も散見できます。そして402号機の画像はありません。