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昭和49(1974)年4月25日 長万部機関区
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C11207 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!
云わずと知れた207号機です。現在、東武鉄道で活躍中です。
静内区時代に2灯化されたまま苫小牧区を経て長万部区へやってきて、瀬棚線のSLさよなら列車を牽引しました。それからおよそ1か月後の姿で、すでに火を落とし、主連棒は外されています。煙室扉には「後排障器 回転式火粉止 在中」と記載。保存が決まり、移送するまでの間、しばしの休眠といったところでしょうか。長万部~国縫間は函館本線を走ったためか、スノープラウは複線形です。真夏ですけど。そして、機関士席前窓以外は旋回窓ではありません。
保存先は故郷の静内町山手公園でした。その年のうちに設置、展示されたようです。
それから26年が経過し、JR北海道3輌目の復活蒸機として平成12(2000)年秋に、山線に汽笛を響かせるのでした。
苗穂工場へ搬入
苗穂工場での復元作業(車入れ)
火入れ式(苗穂工場)
試運転中、何度も車軸発熱を起こしてしまい、苗穂工場ではその調整に苦労したようです。結局、「SLニセコ号」の出発式は兄貴分の171号機が代走しました。
この時、207号機は171号機に代わり富良野線で「SLふらの・びえい号」を牽引していました。山線よりも楽な運用で、足慣らしをしていたようです。