ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C11 322

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年7月1日 大宮工場

車歴は↓こちら。

C11322 機関車データベース (形式C11) - デゴイチよく走る!

ゼブラを入れて工場の入換専用機となっています。フロントステップが前端梁に追加されており、旭川機関区の機関車みたいです。かえって使いにくくないのかな。

前照灯と煙突の間には鐘が設置されています。汽笛ではなく鐘の音で接近を知らせるわけですが、「義經號」が昭和55(1980)年に手宮駅構内で運転された時も鐘を鳴らして走っていました。その鐘は線路内に居座る牛を排除するためだったそうですが、それでもよけない牛はカウキャッチャーでじわりじわりと押し出したとか。その頃、北海道に牛がどれだけいたのかは知りませんが、単にアメリカの流儀をそのまま装備しただけのような気がします。神戸臨港線で入換をやっていた8620にも鐘が付いていましたが、こちらは沿線に領事館やホテルが建ち並び、静粛性を求められたからとか。

入換専用機ながらも、現在、埼玉県の鴻巣市で保存中。