ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C12 263

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和47(1972)年8月28日 厚狭機関区

車歴は↓こちら。

C12263 機関車データベース (形式C12) - デゴイチよく走る!

雨に打たれるがまま、廃車から2か月後の姿。といっても、実際にはそれ以前に使用を停止していたことでしょう。同じ日に撮影された164号機は木曽福島区へ転属し、その後、大井川鐡道で動態保存されることになりますから、人間と同じで運命なんてちょっとしたことで大きく変わってしまうものなんですね。しみじみ・・・。

前照灯は直接タンクに設置するのではなく、正面のように受け台に載せた格好になっています。これは珍しい?

サイドタンクに書かれたナンバーは、プレート位置には手が届かなかったからこんな低い所なのでしょう。

正面の姿はC12 39で掲載した画像にありますが、煙室扉が開いており機番は確認できません。

 

1枚目の画像で右端に写っている「18 24」なる気動車が気になります。キハ18形式(旧キハ46000形式)です。キハ17系一族の中にあって、運転台のない普通車の中間車。優等列車グリーン車だったら珍しくありませんが、一般形の普通車で中間車というのは珍しい存在です。長い編成を組む運用を前提にした形式ですが、短編成でしょっちゅう分割・併合を行う多くの運用には不適な形式で、わずか31輌の製造に留まりました。1輌がキハニ15に改造されましたが、他は昭和54(1979)年までに廃車されました。新製の一般形気動車の中間車は、JR北海道キハ201形式200番代まで現れていません。(改造車ではやはりJR北海道のキサハ144がありました。動力ありませんけど。)