ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C55 27

SAMPUKU様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年3月18日 鹿児島機関区

車歴は↓こちら。

C5527 機関車データベース (形式C55) - デゴイチよく走る!

いわゆる流改、元流線型でした。画像では分かりませんが、安全弁の台座が流線形時代のままであったりする一方で、キャブ裾がオリジナルの斜めではなく水平にカットされていたりと、新旧とりまぜた形状です。炭水車背面には左右に昇降ステップがありますが、これも流線型時代の名残です。炭水車上面には左側にしか手摺がありませんけど。

K-7タイプの門デフ装着。前回の18号機と同じ吉松区の機関車ですが、肥薩線経由の旅客列車があったため、鹿児島区に顔を見せていたようです。

ハドソンのC61はライトパシフィックのC55より大きいイメージがありますが、炭水車だけを見るとむしろC55の方が大きく見えます。実際、搭載する水は両者とも17立方mですが、石炭はC55が12t、C61が10tと、C55の方が多くなっています。しかし、C62やC59、C60も石炭は10tなので、C61が格別石炭積載量が少ないわけではありません。もっとも、水積載量はC62が22立方m、C59とC60は25立方mと多く、その分炭水車そのものが一回り大きくなっています。