ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C56 126

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和50(1975)年1月15日 浜田機関区か?

車歴は↓こちら。

C56126 機関車データベース (形式C56) - デゴイチよく走る!

旋回窓に長工式集煙装置を載せたいかついスタイルは、飯山線時代のもの。除煙板前端の手摺も特徴的です。浜田区に転属となって三江北線で1日1往復の貨物列車の運用に就いていました。当時はまだ浜原~口羽間は未開通で、浜原より北側が三江北線、口羽から南側が三江南線と呼ばれていました。浜田機関区には三江北線用のC56は2輌在籍し、もう1輌は106号機でした。

C56牽引の貨物列車は北線全区間で運転されていたのですが、昭和47(1972)年7月の豪雨により明塚~粕淵間の橋梁が流失し、それに伴い貨物列車の運転は江津~石見川本間に短縮されました。典型的な赤字ローカル線でありアクセスが決して良いとは言えず、また正向きとなる石見川本からの上り列車は夕方以降の運転だったため、それまであまり注目されることはありませんでしたが、小海線飯山線七尾線、山野線といったC56で有名だった路線が次々とDL化されると、C56最後の牙城として三江北線が脚光を浴びることになります。しかも集煙装置装備の126号機の存在は大きく、ファンの心をくすぐったのは間違いありません。

昭和49(1974)年11月に三江北線は無煙化され、日本からC56が牽引する列車は消えました。そして三江北線と三江南線は翌昭和50(1975)年8月末につながり、三江線が全通します。

時は流れ、三江線にC56が復活したのは平成4(1992)年秋のこと。160号機が12系客車5輌を牽引して、秋色に染まる風光明媚な江の川沿いを走り抜けました。機関車の向きは往時とは逆の、江津発の下り列車が正向きです。沿線は地元の人やファンで大いに盛り上がったと言います。全通以前から赤字ローカル線として存亡の危機にあった路線だけに、この蒸機列車運転が好転の兆しと捉えた人もいたかもしれません。しかし毎年秋に運転されていた「SL江の川号」は平成10(1998)年をもって終了。そして三江線そのものも、平成30(2018)年3月をもって廃止されてしまいました。

 

126号機は山梨県小淵沢町の小学校に保存されていますが、珍妙な集煙装置と奇妙な書体のナンバープレートはレプリカにしても低品質なもの。一般の人には気にならなくても、ファンにはちょっと許せないレベルかと。線路上に置かれた前後のスノープラウも何だかな~という扱いですし、部品の欠損や外観の痛みも目立ち、小学校で保存している割には児童からも見向きされていないのでは・・・などと思ってしまいます。

 

見向きもされないということで気になるのは、世界各地で行われている脱二酸化炭素運動というか、グレタ運動というか。札幌でもあったみたい。純粋なバカ者たちの。過激な文言で大人をバカにする言動は、若者たちにとっては心地よいお経のように聞こえるんでしょうね。しかし、彼らの運動の目的の先には何があるのでしょう。手っ取り早くいえば、原始生活に戻れという事か。日本から遠い地に暮らす、貧困な国や人々に手を差し伸べることもできなくなりますね。「地球から搾取するな」というグレタの言葉にいたってはもう何をかいわんや。「搾取」という言葉で人間の経済活動を否定している。黒板五郎の「自然から頂戴しろ。謙虚に」という言葉に比べると、極めて悪質な意図を感じます。まあ、実際に英語でそういったのか、それとも翻訳者の意図だったのかは分かりませんけど。

日本では石炭火力については、二酸化炭素を排出しない技術を確立しようとしているし、固定化されたものを地中に埋めるなど、大気中に放出しない研究も進められています。そうした科学的に解決しようという現状を見ようともせず、脱二酸化炭素を叫ぶのは、ブームに乗っかっただけのイベントにしか見えません。石炭火力発電所だけの問題ではないし。さて、BLM運動とどちらが長く続くでしょう。

でもね、地球を救えみたいなことを言うなら今のままでいいんです。このまま地球環境が生物にとって悪化し尽くして、人類が地球上から滅亡すれば、その数億年後にはまた自然溢れるという、グレタが望む夢の世界が復元するんじゃないの。人類ごときに地球そのものは滅亡しません。

いい加減、グレタのウソに気付いて欲しい。ちょっとの真実をまぜれば、嘘で人を騙せるって言うし。環境運動家と人権派弁護士って、どっか信用できない。

それにしても、ヨーロッパでデモやってる若者連中、新コロの方は大丈夫かな?グレタ論によれば貿易もワクチンの空輸もまともにできなくなっちゃうね。