ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

C56 129

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年3月10日 長野運転所

車歴は↓こちら。

C56129 機関車データベース (形式C56) - デゴイチよく走る!

左右の除煙板にアーチを描くように設置された餅焼き網・・・ではなく、ツララ切り。飯山線のC56の特徴です。トンネル上部から垂れ下がったツララを粉砕します。旋回窓もちゃんと装備。

炭水車のキャブ側には99号機と同様のウェザーボードが設置されており、キャブ屋根が後方へ延長されています。北海道なら密閉キャブ化したかもしれませんが、北海道でもC56のキャブ密閉化は行われず、ただし樺太庁鉄道のC56だけはちゃんと密閉化されました。

砂撒き管は第二動輪の前後に配置されていますが、C56の原型となったC12の当初設計では第一動輪の前側と第二動輪の後ろ側に配置されていました。具体的な機番は分かりませんが、C12も途中からC56と同様の配置となっており、若番機でも改造されたものは少なくありません。

廃車後は飯山市に保存されてそれなりに整備もされているようですが、部品の欠損や破損がいささか残念です。特徴的だったツララ切りは撤去されていますが、炭水車のウェザーボードはそのまま残されています。