ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D50 90

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年3月17日 折尾駅

車歴は↓こちら。

D5090 機関車データベース (形式D50) - デゴイチよく走る!

181号機から譲り受けたK-7タイプの門デフを装着しています。化粧煙突は味気ないパイプ煙突に交換済ですが飾り帯がチャームポイントでしょうか。十字タイプの穴開き煙室扉ハンドルに、D50としては短めの蝶番アーム(もっと短い機関車もあります)。古めかしいD50のイメージからちょっとモデルチェンジといった感じです。

給水温め器の前面に取り付けられた小型のフックは、ヘッドマーク用でしょうか。ブルトレを牽引した実績は見当たりませんが、当時は客車の先頭に立っていました。

連結器のナックルがなぜか開いています。解放後?これから連結?

 

この1年前までは柳ヶ浦機関区に在籍していました。立石峠を控えていることから、勾配に強いD50が主に配置されていましたが、日豊本線の電化(いわゆる幸崎電化)に伴い在籍していたD50およびD60は余剰となりました。転属で生き永らえることができたのは12輌のD50の中では90号機ただ1輌。(2輌のD60(34号機、69号機)はそれぞれ直方機関区と大分運転区へ転属。)柳ヶ浦機関区では、90号機を若松機関区へ送り出すのに際して、洗缶の上、お召し機並の整備をしたといいます。

 

因みに保存機である140号機の左心向き棒には「9989」の刻印があるそうです。90号機の旧形式番号ですね。