ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

釧路駅のツーリングトレインの車内

dd51 1135様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和61(1986)年7月

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釧路駅の貨物ホームに据え付けられていた「ツーリングトレイン」は4輌編成。ホームでは、どこぞの半島教授が発狂しそうな晴れやかな旗が出迎えてくれます。(笑)

どの車輛に入ったのかは分かりませんが、車内には鉄道部品が展示されていました。

 

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キハ82に取り付けられていたヘッドマーク。内窓で上から押さえています。大雑把やな。


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こちらは置いてあるだけ。セキュリティー上、どうなんでしょう。

「行先不明列車」というのはいわゆる「ミステリー列車」ですね。「Miss.テリー伊藤列車」といのはどうでしょう。壁に貼ってある番号は、寝る時の指定席番号かと。

 

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ダルマストーブよりも、後ろの「ライラック」などが描かれた幕の方が気になります。

上の球体から石炭をくべて、下から燃え殻の灰を掻き出します。ストーブの各種蓋を開閉する時や、灰落としの際、スノコ状の板をスコスコ前後に動かす時には先っちょがコの字に折れ曲がった棒状の「デレッキ」を使います。たまに悪ガキを懲らしめる時にも有効です。石炭を掬ってくべるのには「十能」という小型スコップを使います。石炭ストーブでは他に、鉄板で作られた円筒形のルンペンストーブというのもあります。こちらはストーブを取り外して石炭を一杯入れて、燃えきったらストーブを再び取り外して一気に灰を捨てるという、実に豪快なものです。燃えだすとあっという間にストーブは真っ赤っかになり、部屋の中は一瞬で暖まります。ストーブの天板には水の入ったタライや薬缶を置いて湯を沸かし、吹き出る湯気で部屋の中を加湿します。

蒸機の時代には国鉄の駅にも石炭ストーブが普通に置いてあって、カップ麺を持った鉄ちゃんが、この薬缶のお湯をもらっていたようです。(駅のルンペンストーブは2筒式。)安全のため、ストーブの周りを安全柵で囲っているのですが、その柵に、雪で濡れた靴下を乾かして、香しい匂いを駅舎内に漂わせていたのは江別の鐵様です。

 

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チンチン言ってた通票閉塞器。「遠矢方」とだけあるので、東釧路駅に置いてあったものでしょうか。タブレットの種類が表示されていないのがちょっと惜しいです。木の台は単なる台ではなく、電気電信関係の配線がなされていたと思います。