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昭和61(1986)年9月
恵比島→峠下
旧道の踏切からで深川方(恵比島方)を見ていますが、今に比べると鬱蒼としています。この辺り、マムシの生息地と聞いています。
恵比島←峠下
最初の画像とは反対の留萌方(峠下方)を見ています。奥には峠下トンネルが口を開けています。こちら側も鬱蒼そのもの。
Mapionを見ると、この旧道は現役であるかのように生き生きと描かれています。20年前に、すでに徒歩で歩くのも困難な状態だったというのに。
駅のホームに鎮座しているのは石炭の塊でしょうか。
木造の駅舎があって、駅員さんもいます。側線もあって、かつてここで貨物を取り扱っていたのが想像できます。背後の山は植林しており、俯瞰撮影にはいいお立ち台のようです。現在は、車掌車の待合室とホームの陰になっている線路が1本あるだけです。
画面の左側にはかつて炭鉱があって、集落の人口が増加するのに伴いこの駅が開業となり、更に炭鉱で採掘される石炭をこの駅から留萌港へ搬出するようになりました。
平成9(1997)年頃でしたか、マヤ検を撮影するのに、駅から留萌方面へ向けて国道を歩いていたら、左手の山に上がる道を見つけて上がってみると、炭鉱の事務所があったであろう山の中腹の平坦地に出ました。そこは留萌川の橋梁を見下ろす格好の俯瞰場所でした。もっとも当時は大和田炭鉱のことなど全く知らず、その平坦地がどういうものだったのかも理解していませんでした。「SLすずらん号」が走り始めた平成11(1999)年には車で上がることが出来ましたが、そのうち車止めができたんだったか、立入禁止になったんだか、車で上がれなくなってしまい、撮影地リストからは除外せざるを得ませんでした。もっとも、今上がれたとしても、成長した樹木が視界を遮っていそうです。