ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D50 343

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月17日 追分機関区

車歴は↓こちら。

D50343 機関車データベース (形式D50) - デゴイチよく走る!

この月末には廃車になっていますが、すでに火を落とし休車状態の様です。「架線注意」札もありません。

除煙板の点検口に蓋が無いのは、D50では少数派でしょうか。あまりバランスが良いとは思えませんが、まあ作業に支障がなけれが無問題。

北海道のD50では化粧煙突の機関車が多数派だったようです。化粧煙突の中には普通のパイプ煙突が通っており、ツバのある化粧部分は本当の意味で化粧にしかすぎません。因みに鋳鉄製だそうです。ただ、化粧部分を撤去したらパイプ煙突になるのかと言われれば、そう話は単純ではなく、煙突と煙室とを固定するための部材が必要となります。パイプ煙突でも煙突付け根はアールを帯びていますが、これが取り付け座と呼ばれる固定金具になります。化粧部分は、煙突そのものではないけれども煙突本体と煙室とを固定する部材でもあったのです。

機関車の構造及理論:上巻(その170)煙突: 地上にある銀河鉄道を探す旅