ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 15

江別の鐵様の画像の転載はご遠慮下さい。

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昭和49(1974)年12月31日 遠浅→沼ノ端

 

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昭和50(1975)年3月 栗山~栗丘

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D5115

昭和50(1975)年まで活躍していましたが、私の周辺では他のナンバーに比べて記録された写真は少ないように思います。私が撮影できたのも、これ1枚ぽっきり。一方、江別の鐵様は何回か撮影していますが、いわゆる形式写真はありません。

この機関車の一番の特徴は、煙室前部の縁が角張っていること。事故復旧の際に、こんなんなっちゃったと言われているようです。でもそのお陰で、煙室扉回りの手摺は普通の形になっています。

カラー画像の場所は当時、第一級のお立ち台で、上部のガーダー橋は上り千歳線になります。室蘭本線の上下線と千歳線の上下線、4つの線路を行き交う列車が狙える贅沢な場所でした。当時の室蘭本線は貨物列車の本数は半端なく多く、そして千歳線もそれなりの列車密度でしたから、ガチで撮影しようとするともう忙しくて大変。大変過ぎて疲れてしまうほどでした。なので、長時間滞在するファンは少なかったですね。今はもうこの場所に来ること自体がいささか厄介な状態になっており、無事に辿り着けたとしても成長した樹木に視界が遮られているでしょう。知らんけど。

モノクロの方も人気の高い撮影場所で、上下線の築堤が離れおり、様々なアングルが楽しめた場所です。現在は旧下り線がトンネル崩落により廃線となっており、旧上り線が単線扱いになっています。

2枚とも寒い時期のために蒸気を上げての走行ですが、それがいかにもこの季節らしい姿と云ってよいでしょう。カラー画像ではフロントデッキに雪を溜め込んでいますが、始発場所ではこれだけ雪が積もっていたという事でしょう。ちょうど、東北特急が運転台に雪をたんまり付けて上野駅に到着するのと状況は同じかと。今の若い世代の方々は当然、見たことはないでしょうけど。モノクロ画像では、煙突から流れる蒸気のフォルムと半流線型と呼ばれるドームの描く曲線とが絶妙にマッチしているように見えます。あくまで個人の感想です。

なお、14号機から20号機までは、1号機よりも先に落成しています。