ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 17

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和43(1968)年7月4日 豊橋機関区?

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D5117

旋回窓があって夏なのにスノープラウまで取り付けている東北の機関車なのに、何故に豊橋?日付も含めて、データの転記ミスの可能性大で、おそらく東北本線のどこかの駅だと思います。奥中山で活躍していたこともあるそうで、高い位置の補助灯も東北機の特徴かと。

煙室扉回りの手摺は標準タイプのものが後付けされており、扉の取っ手は1個となっています。この顔が一番馴染みがあり、正面から見るとC61と似てなくもなし。ナメクジのC61やD61を妄想してしまいます。

ランボードと缶胴との接触部にはカバーがあります。撤去されたものが多いのですが、非公式側がどうなっているのかも気になります。

ナメクジは、動輪の軸重バランスが悪くて(前が軽い)発車時にしばしば空転を起こしていたと聞きますが(後に、機関士が操作に慣れてだいぶ解消したとも聞きます)、DLやELに比べて形状が圧倒的に複雑な蒸機の重心計算はさぞや大変なことだったと思います。昔の人は本当に辛抱強いです。

エプロンの無い姿がオリジナルっぽくて、なかなか清々しく見えます。