ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

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田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和47(1972)年5月23日 酒田機関区

車歴は↓こちら。

この機関車も炭水車上の重油タンクが目を引きます。1500リッタータンクだそうで。もともと重油併燃は戦後まもなくの石炭不足への対応でしたが、煤煙の減少や投炭作業の軽減に加え牽引力のアップも確認されたこともあって、全国に普及しました。

重油タンクを載せたことで石炭の積載量が減り、炭水車の形式は「8-20」から「6-1.5-20」に変更されています。29号機では形式プレートを外したか剥がれちゃったかしてますが。

28号機と似ている印象で、旋回窓がごっつい造りになっています。

除煙板の中ほどの高さのステーにはゼブラ模様の板が付いています。「架線注意」札の「架線注意」の部分がはがれてしまったのでしょうか。(28号機でもそのように見えます。)

東北地方の機関車の多くは補助灯を設置していますが、新潟鉄道管理局の機関車は補助灯を設置していません。電化区間が少なかったからでしょうか。

ところでこの酒田機関区にはあの元スーパーナメクジの22号機が配置されていました。しかし普通のナメクジに改造されており(ドーム後端の形状は異なっていたとか)、スーパー時代の面影は残されていなかったようです。