ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 33

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和44(1969)年9月14日 北陸本線 浦本付近

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D5133

よく見ると、ドームの後ろに重油タンクを載せています。その分、ドームは切り欠かれています。タンクの容量は680リッターだと思います。(650リッターのものあるようです。)タンク内の重油は加熱されるようにボイラー上が都合がよろしいのですが、C62のようにボイラが太くてタンクを載せられないだとか、ロングラン運用で大量に重油を消費する区間を運用する機関車には炭水車上に重油タンクを載せています。この場合にはヒーターを設置し、重油を加熱します。炭水車に重油タンクを載せると、単なる死荷重にしかなりませんが、ボイラー上に載せると動輪の軸重が増えて、幾分牽引力が上がったのではないでしょうか。

勾配標の奥に立つ、六角形の板に「S」と書かれた標識は何なのでしょう。ググると「運転規制区間標」というもののようです。この先、解除区間までは天候などによって運転規制が実施されることを示すものだとか。因みに解除標識は「●」で、「S」の裏面に描かれています。

それにしてもSAMPUKU爺様、擁壁のなかなかエグイ場所で撮影されています。