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昭和43(1968)年3月18日 鹿児島機関区
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D5149
この機関車も煙突後方に切り欠きのない、美しいドームを保持しています。
ランボードとモーションプレートの白差しはこの地域の機関車の特徴なのでしょうか。
先輪がディスク輪心に交換されていますが、近代的な半流線形のスタイルにはあまり違和感はないように感じます。それにしても、スポーク輪心の方が製作に手間がかかると思うのですが、どうして古い車輛はスポーク輪心だったのでしょうね。
49号機は川崎車輛製ですが、砂撒き管が3本平行して降りています。このスタイルは汽車會社製の特徴だった筈。何事にも例外はつきものですが、これで砂撒き管の形態からメーカーを特定するのがちょっと難しくなりました。因みに日立製も川崎車輛製同様、3本目が後ろへ流れるスタイルです。ついでに煙突前方の舳先も、汽車會社製のように小振りに見えます。もしかして汽車會社に製造を丸投げした?
前照灯下の「架線注意」札が、中心からずれているのはなんででしょう。
煙室扉蝶番のリブは長めです。
機関区では機関車がずらりと縦列留置されているケースは珍しくありません。そんな状態で、機関車の公式側、非公式側をちゃんと撮ろうとすると、列の前なり後ろなりをぐるりと回り込んで反対側へ行かねばならず、それを面倒臭がると、後で悔しい思いをすることになります。「面倒臭い」が座右の銘な私は、何度泣いたことでしょう。