ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 82

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和47(1972)年5月22日 新津機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D5182

北陸での運用が長かったため、旋回窓は必須です。

画像では分かりませんが、キャブ屋根が長~く延長されています。キャブ側面よりも長い。笑っちゃうくらい長い。東北にも同様の機関車が多々あったようですが、これも積雪地域ならではの措置でしょうか。同じ積雪地域といっても、北海道ではカーテンや密閉キャブ化で凌げたからでしょうか、そのような改造車は見かけませんでした。もっとも、東北の密閉キャブ機である229号機、242号機、336号機、763号機、812号機、1099号機、1122号機などでも屋根は延長されていたので、なんかもう意地で延長しているようにも思えます。因みに、1号機も青森区時代には結構長めの延長屋根でしたが、浜田区へ転属後にバッサリ切り落とされたようです。

汽車會社製らしく、ナメクジドームは控えめなので、煙突の円筒形状が目立ちます。

81号機でもそうなのですが、除煙板点検口直下のランボード縁には、6個のボルトだかリベット状の突起があります。一体何なのでしょう。東北・北陸のD51に見られる特徴なのでしょうか。北海道では38号機に見られます。

ELファンに熱愛されて、ちょっとした騒動の渦中にあったEF66形式27号機には「ニーナ」の愛称があるようですが、この82号機が「ハニー」と呼ばれていたかどうかは定かでありません。