ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 85

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月5日 岩見沢機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D5185

新製配置以来、道内から出ることのなかった、北海道生え抜きの機関車です。(生まれは大阪ですが。)函館本線電化開業前なので補助灯はありません。大型前照灯1灯だけの姿も切り詰めされていない除煙板も、個人的には馴染みが薄いので、自分の知らない遠い時代を感じてしまいます。遠いといっても私は当時小学生4年生。ついこの間じゃん。もしもその時に鉄ちゃん化して、校則無視で(一人で外出できる範囲が決められていました)苗穂機関区へ行っていたら、このナメクジにもSAMPUKU爺様にもお会いできたのかもしれません。北海道のほぼ全線で蒸機列車が走っていた時代。走っていなかったのは貨物列車が走っていなかった根北線くらいだったでしょうか。多くの炭鉱が残っており、明治生まれの古典ロコもまだ健在でした。あ~溜息が出ちゃう。

旋回窓前方の防護網はツララ切りでしょうかね。運転窓の防護はDD51にもかつて防護棒という形でありましたが、いつの間にか外されてしまいました。蒸機の防護網もいつしか消えており、どんな変化や理由があったのでしょう。

エプロンの向かって右側には孔がぽっかりあいています。何かを通していたのか、それともうっかり開けてしまったものなのか。ところで「あな」というと「穴」という字の方がメジャーでしょう。「穴」と「孔」の違いは、落としアナのようなへこみや窪みを「穴」(ヘソの穴とか)、ボルトアナのように貫通したものを「孔」だと思い込んでいましたが、実際にはどちらも同じ意味であり、使い分けの基準はその大きさなのだとか。つまり大きいアナが「穴」で、小さなアナは「孔」。じゃ、尻のアナはどうかというと普通は「穴」。ってことはケツのアナより小さいのが孔なのかな?いやそれとも鼻の穴かな?そういえば昔、日曜日の昼の番組で、ビックリ人間を紹介するコーナーがありました。今でも印象深く残っているのは、左右の鼻の穴から片や牛乳を、片やコーヒーをすすりこみ、それを目からコーヒー牛乳として出すビックリ兄ちゃんでした。見ていて、思わず鼻から目にかけてツーンとしてしまいましたよ。他には、生きた金魚を呑み込んで、しばらくしてそれを吐き出すと、金魚はちゃんと生きているというものもありました。昔のテレビ番組も、今に劣らず下らないことを垂れ流していたものです。恥ずかしい思いをして隠れたくなるのは「穴」ですね。