ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 89

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年5月30日 金沢運転所

 

昭和43(1968)年11月14日 高岡機関区か?

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D5189

何と云っても、公式側除煙板の切り欠きが目に入ってきます。手摺は原型のものを内側だけ活用しており、C58形式200号機ほどはいじってません。類似した切り欠きには688号機がありますが、SAMPUKU爺様が撮影した688号機は切り欠き前の写真でした。

炭水車付きのものを除いて。形式入りナンバープレートは3枚。形式入りのものは、そこはかとなく時代を感じさせる書体に見えます。

5月には片側だけにあった前端梁前面の特異なステップが、11月にはスノープラウの装着に合わせてなのか、撤去されており、その取り付け用のボルト孔が明きっぱなしです。

876号機の炭水車と比べると、後方の切り欠き具合がだいぶ異なります。876号機のものは「8-20B」でしょうけれど、切り欠きは原設計よりも明らかに大きいです。因みに876号機は炭水車の画像しかありません。

89号機は豊橋市に良好な状態で保存されているようなので、機会のある方は是非とも訪問してこの機関車を眺めて欲しいものです。5輌しか存在しなかった貴重な標準形試作機(先行機)ですので。ただし、装着しているスノープラウはここの画像のものとは異なっています。