ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 148

田中 泰三様とSAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月11日 五稜郭機関区

 

昭和47(1972)年6月13日 五稜郭機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51148

146号機と同様に落成以来、ずっと道内だけで運用されてきた生え抜きの一輌です。それなのにキャブは密閉化されていません。そして146号機同様、除煙板の点検口の蓋が後ろ下がりに傾いています。なんでかな~。

キャブ前窓は旋回窓化されており、トンネル走行時のツララからの防護網も備えています。ただでさえ、ボイラーで前方の見通しが悪いのに、そこに旋回窓だあ防護網だで、ホント、機関士さんは前方確認には神経を使っていたと思います。戦前の話でしょうか、わざと信号機を異状にしておいて(点灯式であれば消灯しておく、腕木式であれば駅通過なのに停止状態にしておく)、それに対する機関士の対応を抜き打ち試験していたんだとか。たまんねえ。これじゃあ蒸機で居眠り運転なんかできやしません。

ところで一番上の画像ですが、左に写り込んでいる機関車の炭水車(船底形でD51の他にD52やC58でも採用)の高さがとても高いように見えます。これなら増炭枠は不要ですね。