ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 166

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月19日 青森機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51166

結構、広域で異動した経歴の持ち主なので、車体には色々と手を加えられているような気がします。が、正面気味の画像だけではよく分かりません。

写真集「東北の蒸気機関車-青森を中心として-上巻」に掲載された昭和35(1960)年当時の姿と比べると、前照灯がLP42からLP403へ、補助灯の増設、煙室扉ハンドルが十字タイプへ変更、除煙板に点検口開口、エプロンの設置、後部標識灯掛けを原設計の前端梁から先輪担いバネカバー正面へ移設など、正面気味の姿でもこれだけの変更が確認できます。また、画像では判別できませんが、キャブ屋根が後方へかなり延長されており、これは同写真集下巻に掲載されている写真で確認できます。

蒸気機関車をテーマにした写真集は数多く出版されてきましたが、内容としては風景的・情景的なものが主流で、車輛中心の写真集というのは案外少数派です。しかも結構いいお値段がするので、なかなか入手に躊躇してしまいます。(「躊躇」って漢字、手書きでは絶対に書けそうにありません)三分冊の「D51」も欲しいけれど、なかなか・・・ね。自分の撮影スタイルも、廣田尚敬さんの写真に影響を受けて情景的なものに走っていたので、機関車をキチっと写したものは、プロの目から見れば皆無といっていいほどです。あ~悔しいのう。