ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 222

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年3月17日 熊本機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51222

九州で生まれ、九州で一生を終えた機関車です。引退後は、本土復帰を果たしたばかりの沖縄に保存されましたが、状態はいいようなそうでもないような。外観はともかく、部品の欠落が目立ち、代替品で凌いでいるといった状況のようです。

標語「石炭節約」の「節」の字が変です。それはともかく、石炭節約は乗務員の至上命令だったのでしょうね。「黒煙防止」なんて標語もあって、蒸機では居眠り運転などしたくでもできない過酷な作業環境だったことでしょう。それだけにそこにドラマが幾つも生まれたわけですが。

除煙板の上部ステーがいささかひん曲がっている以外、これといった特徴は見当たりません。前端梁への後部標識灯取り付けは原設計通り。強いてあげれば、ナンバープレート脇の補助灯掛けが、チャームポイントかも。

それにしても分岐器上に停車されると、何か落ち着きませんね。