ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 280

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年3月17日 鳥栖駅

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51280

休車になる半年前の姿。ランボードの白線も眩しく、九州の機関車は本当に美しいです。280号機は原型に近いのではないかと思います。前方に飛び出したキャブ側面のナンバープレートも、ちょっとカッコ良く見えます。

ドーム前面に貼られた「架線注意」札。砂撒き管元栓の上部とか、ドーム前方の最上部踏板側面に貼られているのがよくあるケースだと思うのですが、ドーム前面は九州の特徴なのでしょうか、それとも鳥栖区の特徴?

前端梁の後部標識灯掛け、左右で高さが違うのは何故なのでしょう。中心からの位置が違っていることが原因なのでしょうけど。

そういえば、ここんところの機関車のキャブ前妻には丸窓がありませんね。どの番号から無くなってしまったのでしょう。

慣れの問題だと思うのですが、個人的にはエプロンがあった方が気持ちは落ち着きます。

 

昨日、ヤフオクで落としたHDCAMの編集デッキが届きました。HDCAMって何?という方はググって下さい。興味のない方はここからスルーで。

デッキの型番はHDW-M2000というもので、定価700万円以上もする放送局向けのハイビジョンビデオ編集機材です。それを25,000円でゲットできたので何かもう申し訳ない気がしたりもします。れっきとした動作品ですが、ドラムのアワメーターが多めということでジャンク扱いになっていました。でも多めと云っても、まだ1000時間は回せそうな時間です。

何に使うのかと云うと、知人から預かっているベータカムSPのテープの再キャプチャです。「再」とつくように、実は昨年すでにキャプチャを終えているのですが、その時に使用したのが同じHDCAMのHDW-A2100というプレーヤー(再生専用)でした。

このプレーヤー、某プロダクションから「不要になったので欲しければただで上げるよ」と言われて、着払いで入手したものでした。こちらも400万円ほどする機材です。入手して、手持ちのベータカムSP最後のキャプチャということで、初めてSDI端子からのキャプチャを試みました。アナログ端子からのキャプチャとの画質比較は行っていませんが、SDI端子経由だとTCやUBまで記録されるということを、昨夜知りました。で、700本のキャプチャを終えてA2100は遊んでいたのですが、そこへ知人からのキャプチャ依頼。もうヘッドはくたびれた状態だったのかもしれません。

知人は私と同じく1990年代の始め頃からベータカムSPで撮影しているのですが、古めのテープでは再生不良続出で、そのたびにクリーニングテープを掛けて凌いでいました。本来、クリーニングテープはヘッドを傷めるので、そうそう掛けるものではありませんが、掛けないと正常に再生されないので仕方がありません。ヘッドが死亡するんじゃないかというくらい掛けまくりました。で、何とか全400本以上のテープのキャプチャを終えたのが去年の5月。そしておととい、久々にA2100を引っ張り出して電源を入れたらエラー表示が出て使えませんでした。それを見越したわけではありませんが、ちょうどM2000をヤフオクで入手できたので絶妙のタイミングでした。

M2000では、ハイビジョン仕様でキャプチャしようという目論見です。HDCAMにはSDI端子の他にハイビジョンに対応したHD-SDI端子も備わっており(この端子がメインですが)、これを使ってSDのベータカムSP映像をHD仕様にアップコンバートして、なんちゃってハイビジョン映像に変換しようというもの。勿論、画質がHDになるわけではありませんが、細かい部分では明らかに解像「感」が向上することが確認できたので、ファイル形式も低ビットレートながらも高画質なMPEG HD422の予定。ビットレートを50Mbpsにするか、100Mbpsにするか検討中。SONYのXDCAMでは最高50Mbpsなので、50Mbpsで十分なのでしょうけど、EDIUSでは300Mbpsまで可能です。

自分のテープは全部処分したので手元には1本もありませんが、知人のテープでまた数か月間掛けてファイル化してみます。因みに内容は山陽、山陰、九州地区の鉄道です。