ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 281

SAMPUKU爺様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和42(1967)年8月19日 青森機関区

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51281

門デフ装備です。長工式の除煙板は、甲府機関区時代に取り付けられたもので、スマートなC55やC57とは違い、お世辞にも似合っているとは言い難い代物ですが、嫌いではありません。いやいや、むしろ、ス・キ。その甲府区時代には長工式集煙装置を載せ、前照灯は小振りなLP405でした。ただ、前端梁にV字の白いおひげはなかったようです。

機関車の後方に見える扇形車庫は第2車庫で、ネットでググっても写真はあまり出て来ません。木造で扉付き。画像ではほとんど閉鎖状態なので、この頃はあまり使用されていなかったのでしょうか。青森機関区の転車台・扇形車庫といえば第1車庫が写真に数多く記録されていますが、こちらはコンクリート製。イカロス出版の「蒸気機関車機関区総覧 -東日本編-(椎橋俊之著)」によれば、コンクリ―ト製が大正時代に、木造製が昭和時代に建設されたとありますが、明らかに逆でしょうね。しかも、昭和の年号が18年だったり24年だったりとどっちつかずなのですが、昭和19年青森駅操車場平面図

http://senrohaisenzu.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/07/19/1944.jpg

には第2車庫が描かれているので、昭和18年の竣工が正解でしょう。木造製第2車庫は奥行きが狭く、大型の機関車は入れず、戦後はせいぜい2120形式やC11形式しか使用しなかったのではないでしょうか。