ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 398

SAMPUKU爺様とWassamuI様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和43(1968)年12月24日 岩見沢第一機関区

 

令和3(2021)年8月17日 名寄市北国博物館前

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51398

日本で唯一保存されているキマロキ編成。そのしんがりに位置するのが398号機です。一般には最後尾の車掌車を除く4輌編成で「キマロキ」と呼ばれていますが、名寄市のHPの解説を読むと、後年は車掌車も最後尾に組まれ、監督員や作業補助員が添乗したとあります。

http://www.city.nayoro.lg.jp/section/museum/vdh2d10000003l32.html

つまり「キマロキヨ」なるこの編成が晩年の編成ということになります。因みに保存されている車輛は前から

59601+キ911(マックレー)+キ604(ロータリー)+D51398+ヨ4456

「キマロキ保存会」によって入念な整備がなされ、冬期間はブルーシートで保護されており、見学が可能なのは4月中旬から10月中旬までとなります。

雪国の鉄路を守って来たキマロキは、その後、動力近代化に伴いDD14やDD53に置き換えられましたが、今ではそれら特雪も姿を消してしまい、高性能のロータリーハイモが孤軍奮闘しています。

肝心の398号機についてはとてもきれいな状態なので、来年の春、是非、名寄を訪れて現物を見学して下さい。そういえば、名寄機関区も名古屋機関区も区名札は「名」ですね。もっとも、名古屋区のは独特の書体でしたけれど。